散乱光とは?

 

散乱光が最近、脚光を浴びております。
今年の猛暑・酷暑は、さておいても、この温暖化でハウス内で農作業をされる農家の方の負担も増えてきております。
そこで、太陽光がハウス内へ入り込む際に、通過する農業フィルムに散乱光の機能を持たせることにより、光の強さを緩和させるというものです。
これにより、普段光が届きにくいところにも、光を届けることができます。

 

ただ、散乱光の効果があるのは農業用フィルムだけではありません。実は、農業用の遮熱ネット(明涼)にも、散乱光の効果があるのです。
一般的に、遮熱材はかつての黒色、シルバーの遮光資材と一線を画し、光を通しつつ熱源である赤外線を効率よく反射するものと言われてきました。
しかし、つきつめると明涼には、散乱光効果が高いということが判明したのです。

 

確かに、明涼は、いちご・トマト・カーネーション・みかん・マンゴー・ほうれん草などに使用されており、農家の方からハウス内の温度を下げる(温度上昇抑制)効果と+αの効果があると教えてもらっていた。
端的な例が、日本最大の農業サイトであるマイナビ農業にも掲載されている熊本県のいちご農家さんの記事です。

 

1粒1,000円するいちご農家さんの明涼に関するコメントはこちらより

 

 

 

 

 

散乱光について

 

光についてもう一度勉強しよう! (散乱光に関する記事)

 

上記の論文は、散乱光に関して非常にわかりやすく説明してくれております。

 

下の図に関しても同じで、散乱光がいかに優れているかがわかります。

*光についてもう一度勉強しよう!(嶋本久二氏)より抜粋